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どれくらいの時間が経ったのか。
空はすっかり暗くなっていて、私の頭の上には街灯が爛々と点っていた。

・・・今日もまた、千歳に会えなかった。
家に帰って夕飯の用意を始めると一日の終わりを強く意識してしまうから、もうしばらくここにいよう。
ここでぼんやりしてても何も解決しないことはわかっているんだけどな・・・。

「ふぅ・・・」
目を閉じて長く息を吐き、もう何度も繰り返したように、千歳に想いを募らせる。
彼女は今、どこでなにをしているんだろう・・・。



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